そして生活はつづく/星野源

前回の記事の続きを書くことがないまま、次の話です。
そしてコメントくれた方、ありがとう。TSUTAYAで借りてきます。
私は結婚したい男性芸能人がちょくちょく代わりますが、今は星野源さんです。歳の差婚がしたいです。ちなみに前回は総合力で佐藤健さんでした。


というわけで、さっそく読みました。星野源さんのエッセイ集!


◆そして生活はつづく/星野源

そして生活はつづく

そして生活はつづく



あらゆる芸能人のブログが無料で見られる昨今ですが、やはり本は、お金を出して手にする価値があると思います。一気に読めるからかなぁ。ページをめくるからかなぁ。本であるってことが大事なんですよね。手元に置いておけるというのも、魅力の一つだと思います。


俳優なんだか音楽家なんだか演出家なんだかわからないけれど、星野源さんの初エッセイ。「生活」嫌いというのは私にも通ずるものがありまして、共感する部分が多かったです。それをおもしろおかしく書いてくれるから、自分の生活も愉快なのではと思ってみたり。


長々解説されるよりおもしろいの一言が欲しいとおっしゃっていたので、言います。おもしろい!おもしろいだけかと思っていたら、あたたかい!ようこちゃんのファンになりました。違った、美人のようこちゃんでした。彼女が誰なのかは、読んだ人のお楽しみ。


終始軽いノリなのではと思っていたら、意外と真面目なことも多かったです。どう考えてもウォーターボーイズの裏話やん。と思った「ひとりはつづく」の2話。これを読んだ人は当時の出演者意地悪いなーと思わずにはいられない。だって、意地悪された星野さんが書いているんだから。出演者をウィキペディアで調べたりなんかして、意地悪そうだな……と意味の無い推測をしてみたり。うーん、私は平気だったけれど、読む人によってはただの悪口にも思える、危険なエッセイ。


コインランドリーで起こった不思議な現象、「連載はつづく」
ようこちゃんのファンになる「子育てはつづく」(ようこちゃんが誰だかわかってしまいますね)
あー、皆こんな理由で居留守使うんだなーと安心した「貧乏ゆすりはつづく」
あんたバカだな!と思ってしまう「箸選びはつづく」
やっぱバカだった!となる「ばかはつづく」
自分に嘘をつく話に共感する「ひとりはつづく」


などなど……。私の好きなエッセイはこんなところかしら。うん、沢山ありました。
大人計画の人だしなーと懸念していた通り(?)下品な部分はあったけれど、表現の仕方が好きじゃないだけで、言っていることは好きでした。星野さんが言うところの「きんたま発言」を、私はよく、したいと思う。なんて書いたら、誤解が生まれそうだけど、決して下品な話ではありません。


エッセイを読むとその人を知った気分になるけれど、様々なお仕事をしている星野さんは、それぞれの仕事の話を小出しにしてくるので、もっと知りたいと思ってしまう。「11人もいる!」がもう一度見たくなったし、彼の歌も聴いてみようと思った。なので、そのうちTSUTAYAへ行ってきます。そのうち、ね。だってTSUTAYA遠いんだもの。