裁判長!ここは懲役4年でどうすか

裁判長!ここは懲役4年でどうすか [DVD]

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私的、冒険DVD。
コメディ?社会派?ヒューマンドラマ?
どれも中途半端な気がしました。


設楽さんがただの設楽さんで。
芸人さんが演技をするのは嫌いではないけれど、主演となるとイメージが先行しすぎる気がします。今回の設楽さんの役は……松坂桃李とか?弱情けないイメージの俳優さんが良かったなぁ。設楽さんだとしっかりしているようにしか見えなくて、傍聴していても取材にしか見えなかったです。でもまぁ、それはノンストップの影響かしら。これ撮ったときはそうでもなかったのかも。


裁判を野次馬根性で傍聴する傍聴マニアたちがおもしろかったです。
もちろんそんな彼らに腹が立つ人もいるのでしょう。人の人生を笑いの種にするのだから。でも裁判に関わったことのない私も野次馬に近いので、設楽さんと同じく「へぇ〜」という気持ちで見てました。


ところで、裁判官や検事・弁護士はあんな実態なのでしょうか。
多少の誇張があれど、あんな状態なのであれば、傍聴人が裁判の結果に関わるという話にも頷けます。結局、決めているのは人間だものね。


ひとつひとつの裁判に(映画としては)インパクトが足りず、途中飽きてしまいました。メインの逆転裁判も終わり方が拍子抜け。作中で設楽さんが「それでも僕はやってない」のパロディを書こうとしていましたが、本当にそんな感じ。「それでも僕はやってない」おもしろかったなぁ。加瀬さんが被告人になる映画ではもっと印象的なのがあるんだけど……なんの映画でしたっけ?加瀬さんが人を「食べた」と言っている映画。気になるなぁ。


おもしろかったけど、裁判物ならもっとおもしろくできたのでは、という映画でした。