予知夢/東野圭吾

明日の電車で読もうと思って買ったのに……。
ES書けよ私……。ブログを書いている場合ではない……。
まぁいいや。夜は長い。


予知夢 (文春文庫)

予知夢 (文春文庫)


ガリレオシリーズ第二弾。
シリーズものにハマると、面白い本を連続して読めるのが嬉しいですよね。読み終えたあとの「次何読めばいいんだ……」という虚無感が今から恐ろしいです。


第一章 夢想る ゆめみる
(17年前、少女と結ばれる夢をみた)
第二章 霊視る みえる
(殺害時、犯人の家に現れた亡霊)
第三章 騒霊ぐ さわぐ
(毎日20時、必ず起こるポルターガイスト)
第四章 絞殺る しめる
(アリバイを隠す被害者の妻)
第五章 予知る しる
(自殺する女性を予知した少女)


探偵ガリレオ』に比べてオカルト感が強くなっていた印象。
起こる事件もどことなく小さくなっていたような……。
そんな感想はあるものの、第一弾から続けて読んだにも関わらず、まったく飽きがきませんでした。


しかし第五章のラストは本当にオカルトでした。東野さん、ホラー小説もお書きになるのかしら。がっつりミステリーのほうが私好み。でも、第四章の湯川さんの言葉は哀しいな。真相を知ればいいってものでもないんですよね。犯罪ってなんだろ。本多孝好さんの『チェーン・ポイズン』を思い出しました。なんて、ネタばれに近い。


短編集が2作続きましたが、次のガリレオは長編のようです。『容疑者Xの献身』……何度も映画を見ているので真相はわかっていますが、避けて通るのも不自然なので読んでみようと思います。それでもおもしろい予感がします。いまだ姿を見せないウツミ刑事に次で登場されても悔しいですしね。