聖女の救済/東野圭吾

聖女の救済 (文春文庫)

聖女の救済 (文春文庫)


様々な理由から東野作品を離れていましたが、友人の薦めで久しぶりに購入。就職活動の帰りの電車で読み始めたところ、面白すぎて夕方読み終えるまで何も手につきませんでした。やはりミステリーはおもしろい、と思いながら一気に読了です。しかしブログ更新は読了から3日後くらい。記憶が消えないうちに書かなければ。


映像化でも知られる探偵ガリレオシリーズ第……何弾だろう。わかりません知りません。ドラマも映画も見ていたので、湯川教授は福山雅治さんですし、草薙さんは北村一輝さんでした。柴咲コウさんだけはイメージと違ったかしら。


「聖女の救済」のタイトルの意味がわかるのは物語の最後。
読了まで一瞬も飽きることなく読んでしまいました。本当におもしろかった。


子供ができないなら結婚している意味がない。そう断言する主人が毒殺され、ガリレオシリーズお馴染み(たぶん)の3人が真相を追う物語です。
物語の最初はその主人と、主人に殺意を抱く奥さんとのやりとりから始まります。しかし事件時、奥さんには鉄壁のアリバイがあり、殺害方法もまったくわからない……。


殺したのは本当に奥さんなのか。
どうやって殺したのか。
草薙が調べる主人の元カノは関係あるのか。
主人の不倫相手とのやり取りは。


謎だらけの小説を読みつつ、ラストをじりじり期待します。
そして真相は「聖女の救済」、信じられない思いでした。
読み終えたあと感嘆のため息が……。


本当におもしろかったので、ガリレオシリーズを読んでみようと思います。やはり私の一番好きなジャンルは、ミステリーなのでしょうか。売れてる本でこんなにおもしろいと思ったのは久しぶりだなぁ。