ひゃくはち


甲子園球児たちの影に隠れた、補欠たちの甲子園です。
泥臭くて、青春。運動部に属していた人は、レギュラーであれ補欠であれ、補欠の存在を感じていると思います。だから、響くものがあるのでしょう。


ただ、高校球児はもっとキラキラしていてほしかった。
泥臭い現実、を見せようとしたのかもしれないけれど、飲酒喫煙、不純異性交遊(本当に不純異性交遊だった)はいらなかったと思うのです。


現実の高校生は、私が知る限りもっと純粋だもの。そんな生活をしていて、一生懸命部活やってます、ベンチ入りしたいんです!と言われても……って思ってしまいました。未成年がどうとかより、スポーツマンなら煙草はやめなさい。


後半は、本当にドロドロでした。
ベンチ入りするために手段を選ばないことが、正々堂々としていました。


ラストの伝令シーンは感動しちゃったな。
それだけに、前半が残念。男子の馬鹿さが理解できず、この映画の印象も悪くなってしまったのでした。もっとさわやかな映画にしてほしかったなぁ。


にしても、市川由衣さんかわいかった。